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「東京タワー」リリー・フランキー

たった今見終えましたよ。

主人公が、1963年生まれ、アタシが61年だからまぁほぼ同世代ですね。でもねぇ、アタシの世代としては主人公は語りすぎだな。「オカン、ありがとう。」だなんて、口が裂けても言わない。絶対に。口にした途端に嘘になる言葉というのがある。嘘しか口にできない世代も確かにあるんだけれど、それはもっともっとあとの生まれでね。

しかし、映画としては静かだし、オダギリ・ジョーという人の語りも下手ではあるけれど、映画を壊していないし、オカン役の樹木希林のオーバーアクトもセーフ。でもでもねぇ、ダメなのよ。松たかこ!出てきた途端に映画を壊してしまうの。なぜかしら?それはねぇ、ゴーマンさなんだよね。あの間抜けな驢馬のような顔つきに宿ったゴーマンな感覚って、抜けるのかしらん。

これは俺の妄想なのかねぇ?ただ単に彼女の顔が気に入らないだけかなぁ?前世で、ロバかキリンにいじめられたのかしらん。

映画のコンセプトを考えると、これで泣ける人は幸せだよね。アタシなんて、もっともっと複雑な親子関係だから、こんなに簡単には泣けませんよ。両親ともに生きてはいるけれど、父親は北海道で、母親は九州ってねぇ、どーすんのよ。しかも、映画の主人公以上に極道だったあたしは一体どーしたらいーの?贖罪できるのかしら?とりあえずね大酒を食らいながら、緩慢なスーサイドを試みているっていう感じでいいかしらん。
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by obakeland2008 | 2008-05-22 21:20 | 映画 | Comments(0)

まっ、備忘録ですな。


by 草庵主人
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