新潮の『古今和歌集』
ここ二年ほど、古今和歌集を寝る前に読んでいるんだが・・・あぁぁぁこー書くと実に偉そうだが「あしかけ2年」と言うことは数日間・・・書斎には新潮社の集成しかなくて・・・奥村恒哉というお方がものしたもの・・・仕方なくそれを読み進めているんだが、実に首をかしげる注釈が多いのよ。

まだ、秋の部にたどり着いたばかりなんだけれど・・・。ご存じないお方のためにちょいと説明すると・・・。

古今和歌集の歌の並びは、全20巻を半分に分けて、前半の山場が、春夏秋冬の歌で6巻分、後半が恋の歌で5巻分という感じになっているんですわ。

で、第1巻が春の上、第2巻が春の下、第3巻が夏、第4巻が秋の上・・・・ってえ具合で、アタシゃやっと秋まで読み進めてきたんだけれど、どーにも可笑しい解釈の歌があってねぇ。

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この奥村さんてえ学者さんは、どこの誰なんだろか・・・。


問題の歌は181番の、素性法師の読んだ七夕の歌。

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この解釈が・・・。
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無茶苦茶なんだわ。

「あえもこそすれ・・・あやかりたい」って、どーやったらそんなアホ臭い解釈が出来んのかねぇ。

こんな「もぞ」・「もこそ」の解釈なんて、その辺の受験生だって分るってぇ代物で、「・・・したら困る」くらいの意味じゃねぇか。

「あえ」というのはあんまり見ない単語なんだけれど、「肖ゆ・・・似る・あやかる」の連用形で、「あえもこそすれ」ってえのは、「似たら困る」とか「あやかったら大変だ」とかってえ意味だって。

だから、「まちもこそすれ」だって、「待ったら困る」の意味だから、意味はガンガンに通じるし・・・。


あぁぁつまりは、「七夕のこの夜に来るあの人とは逢いたくないなぁ・・・。だって七夕の(二人が1年に一度しか逢えない)長い逢瀬に似てしまったら困るから・・・」ってえ意味なのに。

だから、それがたとえ「まちもこそすれ」だって、「待つようになったら大変だから・・・。」で同じニュアンスだろうに。

バッカじゃなかろうか。偉そうな学者だってこんなもんだということで・・・。


学者なんて、蛸壺に入ってもそもそしている人がほとんどで、例えば古今が専門だと古今から一歩も外に出ない。普通に古典を渉猟していればこんなアホな間違いはしないのに。

まぁしかし、オレの勤め先の国語科のセンセー方はあまりに酷くて語ることもできませんが・・・。


さて、同期の教授の賀状に、王朝の50周年の祝賀会をやるとかってえ文面があったんだが・・・・本当か?その意気ごみは買うんだが、はたして人は集まるんだろうか・・・・。オレとしては、色々と教授に訊きたいこともあるから大歓迎なんだが・・・。



さてさて、今日借りてきた本。
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昨日読んだ寅さん関係の本の参考文献にあった面白そうな書物。


で、今日のアテ・・・シンプルすぎる。
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がぁ、醤油はあしかけ2年物のにんにく醤油だって・・・。
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by obakeland2008 | 2012-01-05 16:31 | 勉強 | Comments(0)
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