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高校野球

私の勤め先の高校の野球部は、二つ勝った後負けてしまった。普段、私のつまらない授業にも寝ないでつきあってくれている子供たちばかりだから、大いに健闘を称えたいところです。初戦だけは応援に行って、負けた試合はトーナメントの要にも関わらず、テレビ観戦を選択してしまったのですね。しかし、テレビ観戦で正解です。球場での観戦ではうかがい知れない、バッターボックスや守備での表情がこと細かにわかりましたから。みんな、一生懸命で、ミスをしても前向きで、勝負なんて時の運で、惜しくも負けてしまったんだが、その結果が子供たちの三年間の部活動を貶(おとし)めるものには決してならないよなぁ。

アタシの勤め先の高校の野球部にはお節介というか、ご親切に、というか、応援サイトがあって、そいつがけっこうな人気なんだわ。WEBの性格上、現役の部員だって閲覧可能なんだよね。でねぇ、そういうサイトだから、うまくいった時には、調子のいい書き込みが多いんだけれど、負けてしまった時には、激しい批判に近い意見が書き込まれてしまったりするんだよね。

サイトを運営する関係者も、そこに書き込む人たちも、結局は野球だけでしか子供たちを見ていないわけで、こちらがいくら高校野球は教育の一部分だからさぁ・・・と心の中で抗議したって、あるいは実際にその掲示板に書き込んだところで、視点が違うのだから理解してもらえないんだよな。

それで、今回も試合の前後で、OBと称する人たちが、やれ覇気がないだとか、がっかりしただとか、勝手なことを書き込んでは去って行くんだわ。勝つことよりも、負けることから学ぶことの方が多いのに。レギュラーでベンチ入りした子供たちよりも、控えで三年間練習した子供たちの方が得たものは多いのに。

まぁ、究極のところ、そういう負けることを許さない人たちは、一体どこまで勝ち進んだら子供たちを評価する心持になるのですかねぇ。一度顔を突き合わせて聞いてみたいものです。「相手の方が、勝ちたいという気持ちが勝っていたということですねぇ。」などと、したり顔で書き込むアホの顔が見てみたいものです。厳しい練習に耐えた子供たちが、一体どうして勝ちたいと切に願わないことがありますか?そういう不遜な世迷言は、当事者にしか口にできないもので、匿名のインターネットの掲示板などというゴミの坩堝(るつぼ・・・金属を溶かす窯)のようなところで吐かれる言葉では断じてありませんね。

ホント百害あって一利ぐらいしかないサイトですわ。

私の高校時代は、万年一回戦負けのチームがどうしたんだか二回も勝ってしまって、学校中大騒ぎになったんだけれど。今の勤め先では、真逆なのよ。それっておかしくないかい?野球の弱いところの方が、野球を楽しめて、強いところだと苦行になってしまうって・・・。子供たちはアタシほど神経質には考えていないかもしれないんだが、どうにも無責任な物言いが許せなくて・・・。


まぁ、そんで、今後の千葉の組み合わせね。あたしの予想だと、習志野だな。まぁあんまりここの監督は・・・。

高校野球_d0150949_144257.jpg

Commented by at 2009-07-22 07:43 x
 至極、同感ですね。ドラマも含むメディアも後押し。汗・涙・土で感動を演出、金儲けに利用しないでほしいです。
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by obakeland2008 | 2009-07-21 01:45 | 生活 | Comments(1)

まっ、備忘録ですな。


by 草庵主人
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